分かりづらい内容かもしれませんが、業界出身者が詳しく説明。
コンサルティング会社とは、一体どのようなことをしている会社なのでしょうか。コンサルティングと一口にいっても、その業務内容は幅広いため、一般の人にはどのようなことをしているのか分かりにくい面があります。まず、コンサルタントは、クライアントの経営上の問題、課題などの解決をサポートする専門家です。そのコンサルタントが行うコンサルティングとは、専門的な知識や技能、経験により、具体的な解決方法を指し示すのが仕事といえます。そんなコンサルタントが所属するのが、コンサルティング会社です。では、その会社の中で具体的にどんなことをやっているかというと、なかなか分かりづらいのが実態です。というのも、企業の経営や戦略などの重要な部分を扱うことが多いため、守秘義務などの関係で、具体的な内容が世に出ることがほとんどないからです。また、その手法もコンサルティング会社やコンサルタントによって異なるため、明らかにされることが少ないためです。従って、コンサルティング会社について詳しく知りたいならば、直接話を聞いてみるか、同業他社やそのコンサルティング会社を利用したことがある人に聞いてみるのが確実で具体的だといえるかもしれません。では、実際にコンサルティング会社にはどのようなものがあるのでしょうか。例えば、企業戦略を立てることを得意とする戦略系コンサルティングでは、マッキンゼー･アンド･カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、アーサー・D・リトルなどが有名です。また、会計事務所から発展したコンサルティング会社としては、アクセンチュアや、デロイト・トーマツ・コンサルティングなどがよく知られています。また、総合研究所では、野村総合研究所、大和総研、三菱UFJリサーチ&コンサルティングなどが挙げられます。このほか、人事・組織系コンサルティング、医療系コンサルティング、財務系コンサルティング、企業再生コンサルティング、業務システムやIT関連のコンサルティング会社などもあります。このように分野が異なる会社が存在することから分かるように、コンサルティング会社は、それぞれ強みを持っています。つまり、同じコンサルティングでも専門分野が異なるということです。ですから、コンサルティングを依頼する場合、どのような問題で依頼するのかによって、選ぶべきコンサルティング会社は異なるということになります。企業戦略をお願いしたいのに、ITが得意なコンサルティング会社にお願いしても、大きな効果は期待できません。コンサルティング会社を知るには、まず何に強みがある会社なのかということが大切なポイントとなります。
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